パーソナリティ障害

▶パーソナリティ障害研究

 

パーソナリティ障害(PD)とは、DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」によると、「その人が属する文化から期待されるものから著しく偏り、広範でかつ柔軟性がなく、青年期または成人期早期に始まり、長期にわたり変わることなく、苦痛または障害を引き起こす内的経験いよび行動の持続的様式である。」と紹介されています。

 

パーソナリティ障害とは、かなり偏った人達のことを指し、その原因を探ると、幼少期にトラウマを負うほどの被害に遭うか、子宮内のストレスや誕生時トラウマなど発達早期に外傷体験を被るか、もともと神経発達に問題があるかなど、そのような逆境体験を経験し、さらに不適切な養育環境のなかで育っていると考えられます。その結果、パーソナリティ障害の人は、個人の感じ方、考え方、反応の仕方、他者との関わり方が極端になっており、生きていくうえで、身体的苦痛や精神的苦痛が続いために、対人関係や社会的機能が障害されている状態と言えるでしょう。

 

主なパーソナリティ障害には、

A型クラスター:妄想性、統合失調質、統合失調型

B型クラスター:境界性、自己愛性、反社会性、演技性

C型クラスター:依存性、強迫性、回避性

自己愛とナルシズム

自己愛性人格障害の人は、劣等感が強く、脆く壊れやすい自尊心を抱いています。日常では、傷つくことを避けるために精神世界に閉じこもるか、生き残るために強さや美しさを求めて優越感にのめり込みます。身体感覚が乏しい人は、強迫的に快楽を求めて、対象を求める質が極端になります。

自己愛とトラウマ

自己愛性人格障害の人は、体の中にトラウマが刻み込まれているために、神経が繊細で、傷つきやすい特性を持っています。嫌悪刺激に対しては、体が硬直します。不快な状況が避けられない場合は、闘争スイッチが入って、相手を罵り、腑に落ちるまでそのことに執着します。

境界性人格障害

境界性人格障害のチェック項目を36個あげています。彼らは、神経の働きが切り替わることで、体の状態や覚醒度が変わり、自分の状態も変わります。感情の起伏が激しく、常に不安定な状態に置かれており、いつも虚しくて、自分が自分でなくなりそうな不安があります。(姉妹サイトこころのえ)