▶精神分析とは

 

精神分析は19世紀の終わりにジークムント・フロイトが創始しました。フロイトは、人間のこころには、意識的なこころと無意識的なこころがあり、その無意識には性があり、幼児期の体験と関わっていると考えました。そして、現在の問題の影に子ども時代が影響していると考えます。

 

▶精神分析的療法とは

 

精神分析的療法では、分析家とカウチに横になった被分析者が、通常50分間、週1回以上(本来の精神分析は週4回)の自由連想のセッションを、毎週同じ時間に同じカウンセリングルームで行います。費用は自費で健康保険を用いることはできません。自由連想法とは、精神分析療法の基本的技法になります。分析者は、被分析者に対して、今思いついたこと、考えていることを自由に話してもらうように要求します。そして、被分析者の問題・悩みを分析者と一緒に共同で作業していくことになります。その結果、思いついたことを誰かに語ることで自己を構成してるものに変化を与えることができたり、語った相手に共感や承認、理解してもらうことで自己の構造は安定し問題が解消されたり、自由に話すことを通して自分自身のことを深く考えていくことになります。カウンセリングの期間は、通常、半年以上かかるのが普通ですが、ボーダーラインのような人は、数年間で治すことは難しく、7年ぐらいかかるのが一般的です。  

 

▶ORIEN TEER式精神分析

 

ORIEN TEERでは、フロイトの伝統的な精神分析の考え方から、ユング派のトラウマを負った魂が、身体と精神を結びつける「こころ」の深淵に堕ちて、元型的な世界(グレートマザー、アニマ、アニムス、トリックスターなど)と発見するといった通常の精神分析学では説明のつかない深層心理の力動まで考えて行います。 一般に精神分析家は、自我と現実の外的世界のあいだの移行空間を見ますが、ユング派の分析家は、内的世界のさまざまな部分のあいだの内的な象徴空間を見ていたりします。

 

ORIEN TEERでは、分析をお受けになる方が、目を閉じて浮かび上がる観念や映像の中に自分自身を投げ入れて、言葉に置き換えていく作業を行います。まずは、その無限に広がる観念の中で、自分の人生の物語を語り、現在の自分を構成している状況や背景への認識を深め、自分の思い込みの体系や感情の在り方を見つめ直します。そして、今ここで体験されているであろう身体感覚とか目を閉じて浮か上がる視覚イメージ、不合理な思いつき、感情などを利用して前意識の層(変性意識・トランス)にアクセスします。そこで生じる内的ファンタジーか外的現実か、エロスかタナトスか、享楽か正義か、静寂か興奮か、虚構か現実か、宿命論か錯覚か、勇敢か妄想的か、支配か服従か、スピリチュアルかセクシャルか、愛か憎しみか、温もりか拒絶か、本能か理性か、などの分裂と融合を肌で感じながら、美しい言葉で紡ぎます。さらに、それらをバラバラに分解したり、まとまりがつくように再生したりして、新しい体験をしていくことで創造的な知(新しい考え)に触れていきます。 

 

人は欲望する心を持っており、快を求めて行動しているところがあります。ORIEN TEERでは、欲望する心から人を愛する心への転換、命を賭けて仲間を守るといった高次の意識状態を目指しており、新しい自分に生まれ変わるような変化を目標としています。分析家(セラピスト)は、被分析者の話を聞きつつ、あらゆる価値観を基に解釈や質問を行います。分析家が解釈や質問を行うのは、分析をお受けになる方の内側から沸き起こる意志や感情を賦活させたり、自己理解を促したり、カタストロフ体験をしてもらい、新しく生まれ変わるような変化を作り出すためのものです。基本的に分析家は、中立的な態度を求められますが、ORIEN TEERでは、目的に向かって美しく情熱的に生きていけるようにと後押しする態度を取ります。

 

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